みなさんこんにちは。
東京外国語大学英語科4回3年の福村陸と申します。このブログを以前からご覧になっている方はご存知かもしれませんが、数年前に弱冠1年生ながら伝説的な記事を投稿し一時大学内に破壊的旋風を巻き起こしたと言われる稀代のブロガーフットボーラーです。
今回私がこの場に舞い戻りもう一度外大界隈に衝撃をもたらさんとするのには理由があります。それは私が現在イギリスのリーズ大学に10ヶ月間の留学をしていることとも関係しています。すなわち、外大サッカー部に所属する部員たちがどのようなフローで大学生活を全うするのかというのを皆さんに紹介し、また留学においても如何に部活での経験が活きているのかということを紹介するというものです。
私たち東京外大サッカー部の部員は通常3年次のリーグ戦が終了し部活を引退する前の夏頃から留学の準備を開始します。通常の大学生の学部短期留学というと9月から翌年6月までが想定されますが、我々サッカー部員に限っては毎年1~3月の間に出国し12~1月の間に帰国、その後部活に復帰し並行して就職活動を行うというのが通例となっています。
私も例外ではなく、今年の4月から来年1月までイギリスのリーズ大学にて歴史学およびマーケティングを学んでいます。私や他の数名に限って言えば留学の前半は大学の語学学校で英語コースを受講し後半に学部の授業を受けるという流れになっていますが、部員の中には海外の日系企業でインターンをする者、旅をする者、ひたすらクラブに通う者など選択肢は多岐に渡ります。何しろ皆休学して海外に赴くわけですから、いわばなんでもありというわけです。
しかしながら私たちに共通して言えることといえば、ほとんどの部員が現地でサッカーを続けているということです。私も現地についてからFacebookでローカルのサッカーチームを探し、現在はそのチームで週3回活動をしています。
こういった活動を行う中で強く思うことは、サッカーをやっていて良かったということです。なぜなら私たちは言語的に壁がある環境でもサッカーというツールを利用して新しいコミュニティに溶け込む事ができるようになるからです。
特にチームとして勝利を求めリーグ戦を戦い抜いて行く中で、言語の壁があってもサッカーに取り組む姿勢でもって仲間の信頼を勝ち得るという行為はこれまで日々真摯にサッカーに取り組んできた私たちだからこそできる方法だと思うのです。
故にこれから留学に行く後輩たちには是非現地でできる限りシリアスに活動しているチームに入ってサッカーをやってほしいと思います。これまで日本で毎日サッカーに費やしてきた時間がとても有益なものだったという事を実感すると思います。
そしてこれは何もサッカーに限ったことではありません。現地での勉強、インターン、ナイトクラブの全てにおいて私たちのこれまでの頑張りというのは有益に働きます。なぜなら私たちは一見アウトカムに乏しいと思える事柄にでも真摯に取り組んで成長を実感できるという自負が備わっているからです。現実、東京都リーグ3、4部という低いカテゴリーに属し、他の大学とは比べ物にならないくらい劣悪な環境で色々なことに使える時間を犠牲にしながら、週5日の部活動に勤しむ意味はどこにあるでしょうか?私たちが犠牲を払ってサッカーを続ける意味はあるのでしょうか?これは部員であれば誰もが一度は抱いたことのある疑問でしょう。何故なら大学生は人生で最も自由で、なんでもできる唯一の期間だからです。
この疑問に対する答えは、上に挙げたように明らかなように思われます。すなわち、色々なことにチャレンジし、本気になれる能力が身につくということです。かくいう私も大学生活を通して部活動では歯がゆい経験をしてきました。やめたいと思ったこともありますし楽しめない中で部活を本気で取り組むことに嫌気がさしたことも何度もあります。しかし現在留学先でも同じように色々なことに挑戦し成長を実感できていることの背景には、間違いなくこれまで3年間部活を続けてきたことで身についた自信が大きな後ろ盾として存在しているように感じます。どんなに結果の出ない中でも努力を続け、やり抜いたことは私たちの中で紛れもなく自信に繋がっています。
大層なことを述べていますが、私は部活動に関して非常に後悔していることがあります。2年時のシーズンにおいて、中々試合に出れなかった私は不満のベクトルをチームに向け成長の機会を放棄していました。スタメンを取れないという事実を自分の至らない点を振り返ることなしに不満という形に昇華し、スタメンでなかった試合でチームが負ければ「自分を出さないから負けたんだ」と考えるような有様でした。今振り返ればあの時もっと自分に焦点を当てて努力していればもっと成長する事ができたのに、と思います。自ら成長する機会をフイにしていました。
ただ、そのような後悔があるからこそ、留学先で自分の成長につながることはできる限りものにしようとも思いますし帰国後の最後の1年は悔いの残らない部活動生活を送りたいと心の底から考えています。
加えて以上のことを私たち最上回生が下級生に伝えていく義務もあると思っています。これを読んだ下級生は少しでも私の考えに納得してくれるなら、是非今後の部活動・留学に活かしてほしいです。繰り返しますが、ベクトルの向け方次第で貴重な機会を最大限活かすこともフイにすることもできます。忘れてはいけないのは私たち東京外大サッカー部の部員は他のどんな用途にでも使える膨大な時間をサッカーに費やしているということです。それによって得られる成長の幅は個人の取り組み方次第です。私のように貴重な一年間を無駄にすることのないよう自分の成長のために何ができるかを考えて日々の活動に取り組んでくれればと思います。
私はこれまでの反省を活かし、今日もクラブで積極的に女性に話しかけにいきます。自分の成長を考えれば当然の選択ですね。ちなみにノーゴールです。
以上、世界中に散らばっている同期に思いを馳せながら、イギリスより福村がお届け致しました。
次回は意気揚々とドイツ留学に挑んだものの友達が一人もできずに日夜ソーセージに語りかけ続けた挙句、英語も勉強したいという短絡的な思考でアメリカに渡ったドイツ語科4回長谷川がお送りいたします。
それではみなさん、いい夜を。
東京外国語大学英語科4回3年の福村陸と申します。このブログを以前からご覧になっている方はご存知かもしれませんが、数年前に弱冠1年生ながら伝説的な記事を投稿し一時大学内に破壊的旋風を巻き起こしたと言われる稀代のブロガーフットボーラーです。
今回私がこの場に舞い戻りもう一度外大界隈に衝撃をもたらさんとするのには理由があります。それは私が現在イギリスのリーズ大学に10ヶ月間の留学をしていることとも関係しています。すなわち、外大サッカー部に所属する部員たちがどのようなフローで大学生活を全うするのかというのを皆さんに紹介し、また留学においても如何に部活での経験が活きているのかということを紹介するというものです。
私たち東京外大サッカー部の部員は通常3年次のリーグ戦が終了し部活を引退する前の夏頃から留学の準備を開始します。通常の大学生の学部短期留学というと9月から翌年6月までが想定されますが、我々サッカー部員に限っては毎年1~3月の間に出国し12~1月の間に帰国、その後部活に復帰し並行して就職活動を行うというのが通例となっています。
私も例外ではなく、今年の4月から来年1月までイギリスのリーズ大学にて歴史学およびマーケティングを学んでいます。私や他の数名に限って言えば留学の前半は大学の語学学校で英語コースを受講し後半に学部の授業を受けるという流れになっていますが、部員の中には海外の日系企業でインターンをする者、旅をする者、ひたすらクラブに通う者など選択肢は多岐に渡ります。何しろ皆休学して海外に赴くわけですから、いわばなんでもありというわけです。
しかしながら私たちに共通して言えることといえば、ほとんどの部員が現地でサッカーを続けているということです。私も現地についてからFacebookでローカルのサッカーチームを探し、現在はそのチームで週3回活動をしています。
こういった活動を行う中で強く思うことは、サッカーをやっていて良かったということです。なぜなら私たちは言語的に壁がある環境でもサッカーというツールを利用して新しいコミュニティに溶け込む事ができるようになるからです。
特にチームとして勝利を求めリーグ戦を戦い抜いて行く中で、言語の壁があってもサッカーに取り組む姿勢でもって仲間の信頼を勝ち得るという行為はこれまで日々真摯にサッカーに取り組んできた私たちだからこそできる方法だと思うのです。
故にこれから留学に行く後輩たちには是非現地でできる限りシリアスに活動しているチームに入ってサッカーをやってほしいと思います。これまで日本で毎日サッカーに費やしてきた時間がとても有益なものだったという事を実感すると思います。
そしてこれは何もサッカーに限ったことではありません。現地での勉強、インターン、ナイトクラブの全てにおいて私たちのこれまでの頑張りというのは有益に働きます。なぜなら私たちは一見アウトカムに乏しいと思える事柄にでも真摯に取り組んで成長を実感できるという自負が備わっているからです。現実、東京都リーグ3、4部という低いカテゴリーに属し、他の大学とは比べ物にならないくらい劣悪な環境で色々なことに使える時間を犠牲にしながら、週5日の部活動に勤しむ意味はどこにあるでしょうか?私たちが犠牲を払ってサッカーを続ける意味はあるのでしょうか?これは部員であれば誰もが一度は抱いたことのある疑問でしょう。何故なら大学生は人生で最も自由で、なんでもできる唯一の期間だからです。
この疑問に対する答えは、上に挙げたように明らかなように思われます。すなわち、色々なことにチャレンジし、本気になれる能力が身につくということです。かくいう私も大学生活を通して部活動では歯がゆい経験をしてきました。やめたいと思ったこともありますし楽しめない中で部活を本気で取り組むことに嫌気がさしたことも何度もあります。しかし現在留学先でも同じように色々なことに挑戦し成長を実感できていることの背景には、間違いなくこれまで3年間部活を続けてきたことで身についた自信が大きな後ろ盾として存在しているように感じます。どんなに結果の出ない中でも努力を続け、やり抜いたことは私たちの中で紛れもなく自信に繋がっています。
大層なことを述べていますが、私は部活動に関して非常に後悔していることがあります。2年時のシーズンにおいて、中々試合に出れなかった私は不満のベクトルをチームに向け成長の機会を放棄していました。スタメンを取れないという事実を自分の至らない点を振り返ることなしに不満という形に昇華し、スタメンでなかった試合でチームが負ければ「自分を出さないから負けたんだ」と考えるような有様でした。今振り返ればあの時もっと自分に焦点を当てて努力していればもっと成長する事ができたのに、と思います。自ら成長する機会をフイにしていました。
ただ、そのような後悔があるからこそ、留学先で自分の成長につながることはできる限りものにしようとも思いますし帰国後の最後の1年は悔いの残らない部活動生活を送りたいと心の底から考えています。
加えて以上のことを私たち最上回生が下級生に伝えていく義務もあると思っています。これを読んだ下級生は少しでも私の考えに納得してくれるなら、是非今後の部活動・留学に活かしてほしいです。繰り返しますが、ベクトルの向け方次第で貴重な機会を最大限活かすこともフイにすることもできます。忘れてはいけないのは私たち東京外大サッカー部の部員は他のどんな用途にでも使える膨大な時間をサッカーに費やしているということです。それによって得られる成長の幅は個人の取り組み方次第です。私のように貴重な一年間を無駄にすることのないよう自分の成長のために何ができるかを考えて日々の活動に取り組んでくれればと思います。
私はこれまでの反省を活かし、今日もクラブで積極的に女性に話しかけにいきます。自分の成長を考えれば当然の選択ですね。ちなみにノーゴールです。
以上、世界中に散らばっている同期に思いを馳せながら、イギリスより福村がお届け致しました。
次回は意気揚々とドイツ留学に挑んだものの友達が一人もできずに日夜ソーセージに語りかけ続けた挙句、英語も勉強したいという短絡的な思考でアメリカに渡ったドイツ語科4回長谷川がお送りいたします。
それではみなさん、いい夜を。